たなぼた紙工房

2026/02/20 17:00

先日、古い友人に手紙を書く機会がありました。

連絡先も知らない、
お互いの既知の情報といえば住所と名前だけ。
ネット社会である今の時代では、
かえって不自然にすら感じる関係です。

しかし、誰かを想い文をしたためた経験のある読者諸賢であればご存じの通りでしょう。
やり取りを交わすために掛けるその手間暇、相手に届くまでの気持ちのはやり、

それは紛れもなく、
手紙からでしか供給されない栄養のようなものが
間違いなくその空間には存在しており、
そして紛れもなくその栄養素を糧に生きている生き物が
私の中でこっそりと、しかしどっしりと生きているのです。

手紙が届く頃合いに、相手から届いたその瞬間に、

そいつは緩慢にうごめきます。ずず、と。確かにうごめくのです。


私もまた、相手に私とおなじうごめきを感じさせられていたなら。
と、ふっと思うことがあります。

それは、きっと幸福などと呼ぶのでしょう。


あなたもあなたを想う誰かと、
うごめきをたしかめてみませんか。

ずず、ず。





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