たなぼた紙工房

2026/07/24 18:00

印刷が終わった本文用紙は
まず“面付け”された状態で製本工程へリリースされます。

ここからが製本の出番。

断裁加工によって面付けされた用紙はバラバラに。
そしてページ順に重ねる「丁合」。
背の折り目をホチキスのような針金で二カ所留める──これが中綴じ。

最後に三方断裁で余白をカットして、ページの小口をそろえます。
シンプルな流れに見えて、実はミリ単位の精度が勝負どころ。
精度が甘いと針金が斜めに入り、
断裁ズレはページ番号の位置ズレにつながります。

そこで職人は、折り線の山谷を光に透かして確認し、
針金位置は試し打ちで毎ロット微調整。
断裁機も一度に厚く切ると紙が逃げるため、
束を小分けにして刃の根元で丁寧に落とします。

中綴じが支持される最大の理由は、
開きがフラットでコピーやスキャンがしやすいこと。
ページ数が32P前後までならコスパも抜群。

学校のプリント集、会社のマニュアル、
そして私たち「たなぼた紙工房」のノートも
この方式で作られています。

実際、印刷→折り→綴じ→断裁という工程こそ冊子づくりの王道。

工程が見えると、ノートを開く手元にも物語が宿る気がしませんか?

もし次に文具売り場で中綴じノートを見かけたら、
背の針金と切りそろった小口をそっとなぞってみてください。

そして“物語ごと”持ち歩きたいと思ったら、
たなぼた紙工房の新作をぜひ手に取ってみてくださいね。


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