2026/11/06 18:00
カラーペーパー選定で陥りがちなのが「色味が強いほど映える」という思い込み。
実際には、背景色が濃いと墨1色の文字が沈み、読みやすさを損ねます。
色上質紙の番手表を見ると、
たとえば“ブルー”系統だけでもライトブルー/ピュアライトブルー/スカイブルーと3段階。
印刷現場ではまず明度ヘッダーを並べ、
ルーペで墨文字の網点が潰れず視認できるかを確認。
さらにDICやPANTONEの特色と組み合わせるなら、
下地紙より+10%以上明度差をつけると発色が安定します。
これは紙の散乱反射で特色がくすむのを防ぐための経験則。
オペレータは「色見本帳+濃度計」でなく、「色見本帳+蛍光灯+太陽光」の3点セットを持ち歩き、
屋内外の光源で色ブレを二重チェックするのが通例です。
紙色を主役にするデザインほど、“彩度”よりまず“明度”で当たりを付ける——
これがプロの紙選びの近道なのです。

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